起業家の成功ストーリー:成功の秘訣と挫折からの学び

マインド・在り方

「華々しい成功を手に入れている者は、人よりも遥かに多くの失敗や挫折を繰り返している」

こんにちは、鈴木さなです!

成功と挫折、トライ&エラー、試行錯誤。これらは起業家の道を歩む者にとって欠かせない要素です。常に新たなアイディアを追求し、味方だと思っていた家族や友達に反対されても、リスクを冒してビジネスを始めますが、その過程でさまざまな試練に立ち向かうことになります。今回はそんな世間的には「成功者」というアイコンとして見られている人の波乱万丈な人生を覗き見してみましょう!

ストーリー1 : スティーブ・ジョブズ

日本でも超有名人のスティーブ・ジョブズは、文句なしに現代のテクノロジー業界における最も著名な起業家の一人です。ほとんどの人が最低ひとつはApple製品を所持してるくらいの普及率です。選択の時間を省くために同じファッションをする、自分で創業した会社から追い出される、スタンフォード大学での感動のスピーチ。と逸話は数え切れません。

実はシリアからの移民でステップファミリー(血の繋がっていない養父母)に育てられました。彼は相棒のウォズとAppleを共同設立し、iPhoneやiPadという歴史に残る製品を世に送り出しました。

内部の軋轢や経営陣との対立から1985年に会社を追放されます。しかし、ジョブズの情熱は消えることなく、NeXT(ネクスト)という新たな会社を立ち上げ、Pixar(ピクサー)を買収しました。その後、Appleに戻り、再び革新的な製品を生み出しました。

ジョブズの成功の秘訣は、挫折に屈せず、自分のビジョンを信じ続けることでした。彼は常に異常なこだわりを持ち、優れたガジェットを作ることに熱意を注ぎ、世界で何億人もの人に愛用される製品を誕生させました。

親日家で「禅」の道を探求していたこともよく知られていますね。わたしが秘書時代に上司が「ジョブズが通っていたお寺に行きたいから調べてみて」と言われて、京都にあるお寺の場所とかをリサーチしたことがありました。

ストーリー2 : オプラ・ウィンフリー

「わたしオプラみたいなことやってるじゃん~~」と、とある動画を見ていたら、エレン・デジェネレスがテンション高めに言っていました。

彼女自身も『エレンの部屋』(アメリカ版 徹子の部屋みたいな対談番組)というご長寿トーク番組の司会をしていた成功者なのですが、自分の番組でスタジオ観覧客や視聴者に家電製品とか旅行をプレゼントする姿に冗談めかして、冒頭の発言をしていました。

それほどオプラ・ウィンフリーが、慈善家!奉仕の象徴!としてアメリカ全土で認識されていることを表す場面だなぁと思いました。

オプラ・ウィンフリーは、テレビ界での成功によって知られていますが、彼女の人生はかなり困難な環境から出発してます。困窮するアフリカ系家庭に生まれ育ち、性的虐待を受け、14歳で妊娠・出産・死別…それらの困難を乗り越えて、テレビ番組司会者・俳優・プロデューサーの実績を作ってビリオネア(総資産最高額 1,800億円!!)にまで成り上がりました。

ウィンフリーは地方ラジオ局でキャリアをスタートさせ、その後、テレビ番組「The Oprah Winfrey Show」で国際的な不動のスターになりました。自分の出自や過去を隠さず共感や慈愛に満ちた発言で、視聴者に希望を与える役割を果たしたからです。

彼女の数多くの名言から特に心に響いたものを2つ紹介します。

①怖いものがあっても、それ自体にわたしたちを支配する力はないわ。それを怖がる自分の気持ちに支配されてしまうの。真実を見つめれば、きっと不安から解放されるわ。

The thing you fear most has no power. Your fear of it is what has the power. Facing the truth really will set you free.

②私は失敗というものを信じない。その過程を楽しんでいれば、それは失敗ではないから。

I don’t believe in failure. It is not failure if you enjoyed the process.

ストーリー3 : 孫正義

孫正義は、日本を代表するテクノロジー企業ソフトバンクグループの創業者であり、SNSでのユーモア溢れるコメントなどでも存在感を放っている人物です。彼は差別を受け続けてきた佐賀県の集落出身であることを公表しています。

1981年に日本ソフトバンク株式会社を設立し、初期の頃は苦境に立たされました。木箱の上に立って「うちは豆腐屋のように1兆(丁)、2兆(丁)と売り上げを数えていくようなビジネスをやる」と演説して、ひいてしまったアルバイトがすぐに辞めていったことも。それが今や有言実行をして、2022年度の連結売上高は前期より増収の「5兆円9,120億円」を発表しています。

1996年に孫さんと一緒にヤフージャパンの立ち上げをした人の話を聞いたことがありますが、明け方の時間帯に急に電話がかかってきて

「いまからマレーシアに2年いってくれ!」

「えっ、どういうことですか…?妻や子供たちに説明しないと移住はできないですよ…あと、」

「とにかくこの瞬間から準備を始めて!!」と言われて、仕方なく仕事のために引っ越ししたということがあったそうです。

もうひとり、学生時代にビジネスの才覚を孫さんに見出されてしばらく一緒に働いていたというまだ今でも30歳代の経営者の男性にも話を聞いたことがありますが、ふたりとも共通して言っていたことは

「お世話になって感謝してるし、すごい人だけど、、もう一緒に仕事はしたくない。【苦笑い】」

やはり偉業を成し遂げる人は、一般的な概念をはるかに超えた思想を持っています。

余談:マーク・ザッカーバーグと一緒に仕事をした広告代理店の方も「変人とかを超えて、変態だった。」と言ってました

最もインパクトのあった瞬間は、2000年に行われたインターネット企業アリババへの投資です。その前に起きていたドットコムバブルで多額の損失を抱え赤字状態だったため、当初はリスクを冒した投資でしたが、アリババはその後爆発的な成長を遂げ、孫正義に多額の利益(20億円→5兆円)をもたらしました。

彼のストーリーは、起業家にとってのリスク/リターンと運命を信じ、大胆に行動する勇気や決断の重要性を示しています。

ストーリー4 : いままで出会った起業家たち

ありがたいことに今までの社会人経験の中で、大勢の尊敬できる人生の先輩に出会ってきました。

わたしが以前働いていた法人の代表は、ジョブズのように自分が創業した組織を追い出されたことがあります。自分のノウハウを継承してくれる後継者はいないかと200人以上を育てて、唯一頭角を現した弟子が知らない間に経理担当者と共謀して、乗っ取りをおこなったのです。

不審な動きに気付いた代表は、ことが大きくなる前に自ら辞任して、従業員・お客様・仕事上で取引のある関係者向けにSNSで全員実名公表で一連の騒動を説明しました。

彼の長年の誠実な姿勢や利他的な考えは大勢の人に理解されていたので、一か月も経たないうちに金銭面でのサポートや新しい居場所がどんどん提供されて、今は都内の一等地で新しい団体の代表に就任して、ビジネスや毎日の情報発信を通して世界中のたくさんの人々を幸せにしています。

過去にも同業他社からの嫉妬で攻撃されたり、大衆を救おうと活動していたら業界のタブーに触れたとみなされて娘さんや息子さんが誘拐未遂にあったり、他人のミスを被って土下座をしたり…誰も体験したくない大変なトラブルもすべてさらけ出してネタとして消化しています。

かたや、金銭目的だけで組織を乗っ取った人たちは嫉妬と憎しみにまみれて、結構なスピードで人生の歯車が狂い始めています…

どんな人生が正解なのか、誤りなのかは他人は決められないですが、世俗的な欲だけを追い求めているとどのようなことになるかを考えさせられますね。

まだまだ感銘を受けたエピソードは数え切れないほどありますので、また別の機会に。

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